電波塔

先日、都内に行った時東京タワーの足元。

東京タワーは高さ約333Mで、塔脚の間隔が約88M。
それに比べてスカイツリーは高さが634Mで塔脚の間隔は
68M(東京タワーが四角の底辺なのに対して、スカイツリー
正三角形。その一辺の長さが68Mらしい)

また東京タワーは構造をリベットで留めているようだ。
身近にあるリベットというと長さ5cm程度で、手でカシメ
られるような小さいものなのでイメージがいまいち湧かない。

ちなみにスカイツリーは溶接構造。
技術の進歩があったればこその溶接構造らしい。

あと東京タワーのお手本になった?
フランスのエッフェル塔(324M)は塔脚の間隔100M、
接合はやはりリベット、鉄の使用量は東京タワーの倍ほどだとか。

そういえば、以前塗装を依頼しようと思って近くの会社に行ったことがある。
その時スカイツリーの塗装をやっているということで塗装断面を
見せていただいたことがある。

幾重にも塗り重ねられた塗装の厚みは想像以上だった。
塗装の前にショットブラストといって材料に下地処理をする。
それがあるからしっかりと色が付くのである。

こういった基礎技術がしっかりあって、初めて塔が成り立っている
んだなとしみじみ思った。

そこには十年単位での保証期間があって
もし色が剥げるようなことがあると無償で塗りなおさなければ
ならないとかいう話だった。塗りなおすと言ってもあの大きさと難易度。
もしそうなったら会社は当然終わり、確かそんなお話しだった。