CAD練習から

そうこうしていると仕事は増えているにもかかわらず、やはり慣れて
余裕が出来てきます。余裕というより必死だったのかもしれません。

今度はCADの操作に興味が湧いてきました。先輩がコンピューターに向かって
CADを動かしているのがカッコよく見えたのです。何を使えばいいか教えてもらい、
パソコンやCADをそろえテキストを2回ほど繰り返し練習しました。

操作はひとつひとつやっていくと出来るようになりました。
それにプラスして階層の考え方が新鮮に思いました。
書き込む方で言えばレイヤー部分であり、入れ物の方でいえばファイルや
フォルダの収納の仕方でした。

今度は部品図を手始めに、今まで手書きでなぞっていた図面をCADを使って
なぞっていくことにしました。

描いたものを出力するためにプリンターを購入しました。
自分で描いた線がきれいに出力されてくるのはとても感慨深いものがありました。

こうなると楽しくなってきて、どんどん描いては見てもらい修正をしを繰り返し
行っていきました。しだいに慣れて指摘されることも少なくなりました。

仕事の方は部品図や部分的な組立図から、コンベア全体の組立図を渡され
完成までまかされるようになってきました。そして今度も大分時間は
かかりましたが仕事と同時進行で図面の方も進めて行き、
組立図を仕上げることが出来ました。

コンベアの方はフリーフローという自動化ラインでよく使うコンベアと組み合わせ
のシリンダーなどの機器を含めたものまでなぞって図面化しました。

そうこうしてるうちに、先輩の仕事が忙しい時、部分的に図面を作成する
ところから仕事を任されるようになってきました。